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2005.03.20

「切な系スリラー」2本

P3190177この週末から公開の「切な系スリラー」2本。
どちらも人気作家の小説を映像化したものです。

まずハサミ男
1999年に刊行された殊能将之の同名小説の映像化。
美少女の喉に研ぎ澄まされたハサミを突き刺す連続猟奇殺人鬼「ハサミ男」が、
自分の模倣犯を突き止めて対峙するというサイコスリラー。
原作を読まれた方は、一体コレをどうやって映像化するんだ!?
と思ったよね?
でも観てみると「ああ、この手があったか!」と。
原作とは違う設定や、
原作では触れられなかった「背景」を新たに提示してみせるなど、
小説とは別のもうひとつの作品世界が楽しめるイメージ。
主演の豊川悦司と麻生久美子については
原作のイメージとのギャップが逆に新鮮だったが、
阿部寛が演じている役や捜査チームの刑事たちのキャラは
原作とバッチシ重なる絶妙なキャスティング。
昨年映画の試写を見た後で、私は小説を読んだのだが
どっちが先でもかまいません、
でも両方チェックされることをおすすめします。
 
もうひとつはZOO
若手人気作家、乙一の同名短編集を映画化したもの。
短編5作からなるオムニバスだが、秀逸なのは「SEVEN ROOMS」。
突然、コンクリートの小さな四角形の部屋に閉じ込められた姉と弟。
ここに閉じ込められた人間は6日目には必ず殺される、
ついに二人にもその日がやってきて…
って話なんだが、ラストの衝撃といったら
もう切な過ぎ…(泣)。
子役の須賀健太の演技がスゴイって。
一卵性双生児の哀しい関係を描いた「カザリとヨーコ」もたまらなく切ない。
ちなみにYahoo!JAPANでは本編を1作品ずつ期間限定で有料販売しているので、
劇場まで行かなくても鑑賞可能。

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