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2006.03.17

◇『スタッフが選ぶ 2005年度 MYベストBOOK』(スタッフ pooh76 編)

◆◆◆◆◆◆……………2005年度 MYベストBOOK……………◆◆◆◆◆◆
  

 セレクトの対象は、2005年度に発行された本(含むコミック)。
 そのなかから、2005年度のMYベストBOOKを最大3冊までスタッフが選出。


                                     TEXT by pooh76
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
とりあえず気になった新刊本はすべて図書館にリクエスト、というのがここ数
年の読書スタイルになってます。本当、図書館様様です。で、読んで感銘を受
けた本はあとで自腹購入。二度手間なんて言わないで下さいね(笑)。ちなみに
そんな自分の(唯一の)愛読雑誌は『ダ・ヴィンチ』です。

                 ◆◇◆◇◆ 

●『魔王』(伊坂幸太郎著、講談社刊)

☆☆☆/2005年、いちばん感銘を受けた本はこれです。読んでいる最中から肌
が粟立って作品にのめり込んでいる自分を感じられましたから。政治がテーマ
になっていてこれほど夢中になった作品は珍しいかも。こういう読みきり短篇
を載せている「エソラ」(季刊誌)もすごいと思いました。伊坂さんでいうと、
上半期に刊行された『死神の精度』のほうもオススメです。読んでしばらく「消
灯ですよー」が口癖になっていたのは秘密です(照)。伊坂さんでいうと、上半
期に刊行された『死神の精度』のほうもオススメです。
 
●『東京タワー』(リリー・フランキー著、扶桑刊)

☆☆☆/今でもまだ口コミ、本屋のPOP、新聞雑誌の書評その他各所で大絶賛さ
れている本作。読んだ人は絶対、リリーさんのおかんに惚れると思います。飾
らない自分を書いたリリーさんにも拍手。幸い私には“この世でいちばんこわ
いこと”がまだ訪れてませんが、いずれそういうときが来るんだなぁ…と考え
させられました。読み終わってから改めて装丁と題字を見ると泣けます。それ
と、久しぶりに東京タワーに登りたく(あるいは、眺めたく)なりました。

●『東京奇譚集』(村上春樹著、新潮社刊)
   
☆☆/『アフターダーク』以来1年ぶりとなる刊行なので買うときからわくわ
くしてました。『スプートニクの恋人』で毛色が変わって、『アフターダーク』
でまた毛色が変わって今度はどんな毛色になっているんだろうと思っていたら、
初期作品の匂いが。昔からの春樹ファンにとっては懐かしさを感じる作品でし
た。
                 ◆◇◆◇◆ 

3冊まで、ということなのでここまで。以下は次点ラインな本です。
                   ▽
●『この本が、世界に存在することに』(角田光代著、メディアファクトリー刊)

☆☆/角田さんが描く“本をめぐる物語”が9篇。どれもこれも読んだあとに
心がふわっと温かくなるものばかりで、中でも「彼と私の本棚」という短篇が
好きです。好きな人と本棚を共有するのって憧れているので。本棚と失恋の関
係性を疑似体験した気分になりました。エッセイ風のあとがき「交際履歴」で
は著者の本に対する想いが書かれていてそれさえもひとつの短篇かのようです。
  
●『風味絶佳』(山田詠美著、文藝春秋刊)
  
☆/詠美さんの作品というと粘着質な恋愛というイメージがあったんですけど、
この作品は全くもって別物。恋愛小説だなぁ、としみじみ感じられる短篇集で
した。どの作品にも手に職を持った男の人が出てきて、彼らが本当、魅力的に
書かれているんですよ。キャラメルの箱を模した装丁にも目を奪われます。

●『いじわるな天使』(穂村弘著、アスペクト刊)

☆☆/ここ最近個人的に注目している歌人・穂村さんの、94年に大和書房から
新書として出ていたものがタイトルを変えて復刊されました。ブラックユーモ
アに満ちた短篇がたまらなく、中でも「ユニコーン・イン・シュガーキューブ」
最高です。短篇でここまで世界観を作り上げられるのか、とはっとされられま
したから。安西水丸さんのふんわりとした画も素敵です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                    
             <編集長からもヒトコト>
  
      スタッフがどんな本を読んでいるかは、私も興味津々!
      未読のものは、ぜひ読んでみたいと思ってますが
      選出にも各自それなりに個性が反映されているのでおもしろいです!
      次回はスタッフ ABBYのセレクトをご紹介いたします!
      どんな本が飛び出すか!?お楽しみに!(ゴ)     

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