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2009.09.30

トレキャ!シネマ番付2009年上半期総括

 ◆━━━━━━━━━━━━ '09上半期総評 ━━━━━━━━━━━━◆
              ~トレキャ!シネマ番付より

      今年上半期(1月~6月)に公開された作品を対象にしています。
      紹介作品の多くがレンタルされ始めた時期でもあります。
      この秋のDVD鑑賞の作品選びの参考にも!


ゴ:2009年上半期の感動作は、洋画ならクリント・イーストウッド監督の次の2作。
  チェンジリング』グラン・トリノ。前者はこれが事実に基づいた話で
  あることの衝撃(あまりに恐ろしすぎる…)。そしてその実話エピソードを見事
  にすくいとり感動的で奥行きのある物語した手腕に脱帽。後者は年齢と人種を
  超えた父子的愛をシニカル&コミカルに描き、極上のラストを提示。よくまあ、
  これほどまでに魂に訴えかける作品を、立て続けに創れるものだ。
  韓国編ではチェイサー。韓国映画は殺人者とそれ追う人間の心の闇を描く
  のが上手いが、本作も新人監督ながら、容赦のなさと救いのなさが特徴の
  “韓国ノアール”の代表作になったといってよい出来。
  邦画では誰も守ってくれない。加害者家族の保護マニュアルの中身など
  今まで知ることのなかったノウハウが衝撃。

  ・『チェンジリング』 
  ・『グラン・トリノ』 
  ・『チェイサー』 
  ・『誰も守ってくれない』 

A:2009年上半期、記憶に残るベスト3はコレ。
  活気溢れるインド・ムンバイの喧騒、エッジがきいたBGM、ラストの群舞(笑)
  全てがブラボーだったスラムドッグ$ミリオネア
  ナチス戦犯という暗い過去を引き摺る女性に恋した少年の数十年に渡る
  初恋の記憶と苦悩を描いた愛を読むひと
  ハワイ島の北、ホノカアにやってきた日本の青年レオと風変わりな島の住人
  ビーばあちゃんとの心の交流と別れ、全編に登場の美味そうなゴハンが
  印象的だったホノカアボーイ
  静、動、テンポに違いはあったけれど、3本ともテーマは心にしみいる純愛
  だったよね。
  反対にもう二度と見たくないのはアイ・カム・ウィズ・ザ・レイン。見ててあ
  んなにつらくて苦しい映画はニャかったわい(怒)。本編中あちこちカラダ中
  痛くなってきたし。ドS映画か!それが狙いか。

  ・『スラムドッグ$ミリオネア』 
  ・『愛を読むひと』 
  ・『ホノカアボーイ』 
  ・『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』 

M:なんと言うてもインパクト大のレスラーでしょう!ミッキー・ロークが落ちぶれた
  レスラー役を捨て身で演じてて、本人の辛い俳優人生とかぶって、あまりに痛々
  しい。あそこまで彼が本気で俳優魂を見せたことに、ひたすら感動させられました。
  同じく痛々しい映画ではキムタク&イ・ビョンホンのアイ・カム・ウィズ・ザ・レイン
  と、韓国の鬼才キム・ギドク監督、オダギリジョー主演の悲夢を観たけど、
  このふたつは期待しすぎたせいか、ただ痛くて意味不明な映画だった。

  ・『レスラー』 
  ・『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』 
  ・『悲夢』 
 
よ:上半期一番お気に入りの作品は、老人が活躍する物語が大好きな私の好みに
  ドンピシャの『グラン・トリノ』。主演のクリント・イーストウッドがめちゃしぶくて
  かっこいい!最後は涙がホロリの感動作でした。
  反対に大好きなヒュー・ジャックマンが出てるのに、なんだかぼやっとした印象
  しか残らなかったオーストラリア
  この設定で恋に落ちるのが私には理解できなかったおと・なりなどなど。
  上半期はあまり映画がみられなかったので、下半期は頑張らないと。

  ・『グラン・トリノ』 
  ・『オーストラリア』 
  ・『おと・なり』 

雲:ヤフオク、つまりヤフーオークションで隠れた人気商品を知っとるけ?
  これはあんた、昭和レトロな商品ですわ。古臭い万年筆や時計、カメラなどが
  びっくりするような値段がつくんや。映画もそうでっしゃろ。『三丁目の夕日』
  を筆頭に、K-20/怪人二十面相伝20世紀少年みたいに古き良き昭
  和の時代を舞台にしたやつが大流行やしね。デジタル万能の血の通わん砂みた
  いな時代の空気や人間関係に、みんなどっかで疲れはじめたんやと、わしは思
  うんや。この昭和という粗野で、猥雑で、欺瞞的な時代には、一方で確かに温
  かいもんが流れとって、その川に人は気持ちを泳がせていたと思うんや。昭和
  レトロを描く映画は敏感にそれが「求められてる」ことを知ってるんやろ。
  GOEMONは、中村錦之介や大川橋蔵らが築き上げた伝統的な東映の時代劇に
  幕が降りたと思た。背景、舞台のすべてをCGで、有り得ん建物、風景として作
  られとるんや。武将らの衣装もSFチューンになっとる。『七人の侍』『用心棒』
  みたいな映画を保守本流としたら、『GOEMON』は超リベラル派や。
  わしはどっちもオモロイと思うたなぁ。いやぁ、映画変革のオモロイ時代や。
  
  ・『K-20/怪人二十面相・伝』 
  ・『20世紀少年 第2章』 
  ・『GOEMON

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