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2010.11.03

第15回釜山国際映画祭レポ

遅ればせながら、
第15回釜山国際映画祭レポです

by MARS

アンニョンハセヨー、釜山帰りから
2週間たったMARSでっす。
で、遅くなっちゃったんですが、10月7日から15日まで行われた
第15回釜山国際映画祭のことを、少しお伝えしますね。

開催地、釜山の海雲台(ヘウンデ)はマンハッタン並みの摩天楼の街です。
今年日本で封切りされた韓国映画『TSUNAMI』
それらはほとんどなぎ倒されますが、
現実には、次々建っていて、バブル時代の東京以上です。

1
 
とくに開発の進むセンタムシティは、
同じ名前の地下鉄駅そばに建った
ロッテ百貨店と新世界(シンセゲ)百貨店に
充実したネマコンプレックスがあります。

来年は、そのすぐそばに釜山国際映画祭事務局や
シネマコンプレックスなどを備えた総合映画ビル
「ドゥレラウム」が完成します。勢い、すごすぎ。

で、今年の釜山国際映画祭はですねー。
多くの関係者に聞くと、
「エネルギーが足りんように思う」
そうなんです。インフラ整備は進んでますが、
目玉のイベントが少なかったような気が。

でもでも。
映画の質はまた、良くなったと思いました。
CG一辺倒、派手さ重視、スター頼みだったここ数年は
脚本はどうよ?という内容が多かったのに比べ、
人間の心のひだを描く秀作が多かったかな。

 ・『テンジャン(味噌)』
 ・『アコースティック』
 ・『黒く濁る村』 (11月20日日本公開)
 ・『アジョシ(おじさん)』
 ・『義兄弟』(10月30日日本公開)
 ・『はずかしい』などなど。

『アコースティック』は、今大人気の
CNBLUEや2AMのメンバーが出演する傑作です。

20101007cnb01
 
レズビアン&バイセクシャルの
セックスシーンも描いた(でもバストヌードはない)
『はずかしい』に主演していた
キム・コッビという24歳の女優は、
今年の映画祭に3本も出演作が出品された注目株。

彼女とパーティで会ったのですが、

1_2
コッビ

映画での役柄どおり、自然体のふしぎちゃん。
すっぴんの印象が強くて、どんな質問にも答えてくれて、
しかも日本語も勉強してるので少し喋れて、
「今後日本映画にどんどん出てみたい」と
意欲満々です。

あと、すごく感じたのは、
韓国の文化レベルのアップ!

これまでのマスコミ記者会見などは、
テレビカメラマンとスチールカメラマン、記者が入り乱れ、
押し合いへしあいで、
「そこどけ!」「みえないだろーが!」みたいな
罵声が飛び交ってました。
私は過去何度も、じりじりと前に詰め寄ってくるテレビカメラに
頭をどつかれました。

それが今年は、場所が変わったこともあり、
ものすごーく理性的で、
システマチックに整理されてた。
それどころか、
「ここ、スペース空いてるからどうぞ前で撮影して」
「この脚立空いてるから、どうぞ座って」と、
めっちゃみんなが親切にしてくれて。
 
韓国という国がアジアの中で大きな発展を遂げたことが
そういう余裕に変わったと、感じられました。

また、第1回から執行委員長を務めておられた名物のおじいちゃん、
キム・ドンホ会長が、今回で引退ということで、
その功績を称え、どの映画のオープニングにも
映画祭会場をバイクの後部座席に乗って駆け回る会長の
短いアニメーションが流れました。

私が初めて参加した2004年に、
午前3時まで続いた海辺の居酒屋での飲み会で、
会長と、焼酎の杯を酌み交わさせていただいたのが貴重な思い出。
そのころ会長は、連日朝3時まで、世界の映画祭関係者だけでなく
ボランティアたちとも同席で飲んでみなの労をねぎらい、
翌朝5時から動くというタフぶりでしたが、
近年は健康のため、お酒をほとんど飲まなくなったそう。
そういう人と人との濃い関係が、映画祭を熱くしてたのかも。

一方、東京国際映画祭は10月31日で終わりました。
いつも釜山から東京に行くので、
映画祭の盛り上がりの差の激しさを実感してしまいます。
市民が一緒になって楽しむ映画祭になりにくいのはなんでだろう?

釜山だと、たとえば
「グッドダウンローダー」っていうキャンペーンイベントでは
キム・ユンジン、ソン・イェジン、アン・ソンギなどの
トップ俳優たちが「正しいダウンロードを」というスローガンを
掲げた野外公開イベントが、映画ファンに向け、実施されました。

1_3

トップスターと肩を組んで一緒に写真を撮れたり、
ハグできるふれあいイベントもあったりして、
スターと参加者との距離がめっちゃ近いのですが、
東京ではこういうふれあいのあるイベントは少なく、
また、映画の舞台挨拶でも、観客からの質疑応答さえ
なかなかないですよね。…日本の首都だけに、残念だなあ。
釜山国際映画祭が「エネルギーが落ちてきた」といわれる今こそ、
挽回のチャンスなのになー。
以上、釜山国際映画祭レポでした~。

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