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2011.09.26

トレキャ!シネマ番付2011年上半期総括

 ◆━━━━━━━━━━━━ '10上半期総評 ━━━━━━━━━━━━◆
              ~トレキャ!シネマ番付より

      今年上半期(1月~6月)に公開された作品を対象にしています。
      紹介作品の多くがレンタルされ始めた時期でもあります。
      この秋のDVD鑑賞の作品選びの参考にも!

       ゴ=Gochy! A=ABBY よ=よっしー M=MARS 
 

A:2011年上半期、記憶に残った映画は数々あれど、あえて推すなら
  『英国王のスピーチ』『ブラック・スワン』
  2作品とも今年度の米アカデミー賞を沸かせた逸品ね。

  作品賞、監督賞など4部門を制した『英国王のスピーチ』は現エリザベス女王の
  父ジョージ6世をモデルに、幼少時から悩まされてきた吃音を王が言語聴覚士の
  友情と王妃の愛情に支えられながら、矯正→克服した日々が描かれているの。
  ジョージ6世を演じたコリン・ファースの繊細かつ気品ある名演に感嘆。
  王と言えども一人のヒト。彼の生き様から必ず勇気がもらえます!

  続いてナタリー・ポートマンが最優秀主演女優賞を獲得した『ブラック・スワン』
  完璧さを求めるが故に、極限まで心身を追いつめ、やがて自滅していく
  プリマドンナをナタリーが熱演。
  カラダをバレエ仕様に絞って、ほとんどの舞踏シーンをこなしたという彼女、
  オスカーばかりか、ダーリン(この映画の振り付け師)とベビーまで
  手に入れちゃったね。2作品とも未見の方は、レンタルでぜひ!必見です。

  反対にオススメはできんが、未だに思い出すと変な汗が出てくるキワモノ2大
  作品もあげとこうか(笑)。
  まずは園子温監督の『冷たい熱帯魚』
  90年代に実際に起こった埼玉愛犬家殺人事件をモチーフに、人間の欲望と
  闇を徹底的にエロくグロく描いて魅せる本編、善良な男を底無しの闇に引き
  摺りこんでいく極悪人・村田役のでんでんがとにかくスゴイの!
  この怪演を見てからというもの、ワタシ、でんでん観が変わりました。

  もうひとつはラース・フォン・トリアー監督の『アンチクライスト』
  YouTubeで予告編を見かけて何じゃこりゃ?!と見に行ったの。
  冒頭のモノクロシーンの映像美には息を飲んだけど、
  その後のあまりに過激な描写には参った~(汗)。
  ある夫婦が不慮の事故で一人息子を亡くし、そこから始まる苦悩の日々を
  キリスト教のアダムとイブの原罪になぞらえて…というかなり宗教色の強い
  内容なんだけど、STORYより妻役のシャルロット・ゲンズブールの怪演ばかり
  が印象に残ってる。たしか2009年のカンヌ国際映画祭で彼女が女優賞を
  受賞したのがコレだったよね。今でも脳裏にヘンデルのアリアとプロローグの
  残像が甦ってきてモヤモヤ~。ヨカッタらレンタルでお験しあれ。
   
  ・英国王のスピーチ  
  ・ブラック・スワン 
  ・冷たい熱帯魚
  ・アンチクライスト 


M:先週福岡に出張に行ってたんですが、3月全線開通した九州新幹線が題材にな
  ってるのが、『奇跡』。是枝裕和監督は漫才コンビ「まえだまえだ」の兄弟を、
  ほとんどアドリブで演出したそうで、二人のタイプを最大限に引き出してる。
  前田航基、前田旺志郎の二人は、漫才師より俳優で将来に期待!!とくに、オダ
  ギリジョーと旺志郎の父子はすんごくイイ。

  さて、私にとっては早くも今年のベスト1にしたいのが、『アリス・クリードの失踪』
  たった3人の密室・監禁劇。
  それがねえ、もうめっちゃ意外な展開で、笑えるわ、ハラハラするわ。

  『クロエ』もそういう意味では、裏切られて気持ちいい映画。
  アマンダ・セイフライドって、『マンマ・ミーア』のような典型的なカワイコちゃんしか
  できないのかと思ったら、全然違うのね。スタイルも抜群だし脱ぎっぷりもいいし。

  『漫才ギャング』は、品川ヒロシ監督の2作目だから期待して観て、裏切られ
  なかった。ただ、最近テレビに出てるのを見ると、何となくカッコよくなっち
  ゃって、逆に裏切られた感がある。

  『阪急電車~片道15分の奇跡』は、原作者、有川浩の住む小林駅に私も10年住
  んでたんだけど、なじみの風景がいっぱい出てきて、懐かしくって嬉しかった。
  エキストラで行けばよかったなあ。ちなみに原作も出演者もいいし、物足りな
  いのは、宮本信子のセリフ回しかな。芦田愛菜ちゃんも戸田恵梨香も谷村美月
  も玉山鉄二も関西出身者で、関西弁完璧だったね。

  ・奇跡 
  ・アリス・クリードの失踪 
  ・クロエ 
  ・『漫才ギャング』 http://www.manzaigang.jp/
  ・阪急電車~片道15分の奇跡 
  
 
よ:上半期一番のお薦め作品は私も『ブラック・スワン』かな。
  ナタリー・ポートマンの素晴らしい演技とバレエに、ただただ「すごいなあ」と。
  友人はこれを見て某スケート選手とコーチを思い出したらしいけどね(笑)。
  でもやっぱり演技者とコーチってそうゆう関係にならないとダメなのかな?
  と映画と関係ないことを考えてしまったり。

  あと『八日目の蝉』も女優の演技がよかった。
  永作博美と井上真央もよかった
  けど、森口瑤子の演技も怖くてすごかったわ~。この映画を見ると、女性は強
  い!怖い!てことかな。男性はこれを見て反省してほしいね。『八日目の蝉』
  は映画をみて話題だったドラマ版も見たくなっちゃった。

  反対に俳優たちの演技は良いのに残念だったのが、
  なんか脚本がチグハグというか、訳わかんなかった『プリンセス・トヨトミ』
  いまだに大阪国の存在の理由と秘密にしてきた理由がよくわかんないです。

  ・八日目の蝉
  ・ブラック・スワン 
  ・プリンセス・トヨトミ
 
  
ゴ:「事実は小説より奇なり」とはよく言ったもので、実話をベースにしたドラマには
  フィクションを超える凄みがある。というわけで、今年上半期も強い印象を残す
  実話モノからいくつかPickup。
  
  末期癌の妻をワゴン車に乗せて9ヶ月も全国を彷徨い、結果、妻を死に至らしめた
  「保護責任者遺棄致死」の罪で一人の男が逮捕された。
  1999年の事件だが、翌年、本人の手記が発表され社会的反響を呼んだので
  記憶している人も多いと思う。この手記をもとに、この夫婦の272日に及ぶ壮絶な
  愛の旅を映画化したのが『死にゆく妻との旅路』
  死にゆく妻を石田ゆり子、その妻とともに旅を続ける夫に三浦友和。
  ほとんど順撮りされたドキュメンタリータッチのロードムービーで、日を追うごとに
  変化している2人の姿もリアルだ。
  余命僅かな妻とワゴン車で日本各地をランデブー…一見、ロマンチックなファンタジー
  のようだが、衣・食・住、愛の営み…現実的な問題は尽きない。そして何より妻は
  末期癌で病は急速に進行しているのだ。
  印象的なシーンはたくさんありすぎてここで紹介しきれないけど、友和さんいわく
  「この生き方が間違っていたとは言えないし、正しいとも言えない」。
  まさにそんな2人。華やかな超大作の影に埋もれてしまいがちな地味な作品だが、
  おすすめの一作。“汚れ”な感じの友和さんがまたいいんです。

  あと、なにげに日活ロマンポルノ好き(^_^;)な私に
  非常に興味深かったドキュメンタリーが『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』
  18禁作品だが、AV界のカリスマ監督“ヨヨチュウ”の実像、
  AV業界の歴史・変遷を知る上でも貴重な1作。 
     
  ・死にゆく妻との旅路     
  ・YOYOCHU SEXと代々木忠の世界

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