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2013.04.18

スタッフオススメ!現在公開中orこれから公開予定シネマ

       ~トレキャ!シネマ番付より

     現在公開中&これから公開予定の作品から
           オススメ新作レビュー

       ゴ=Gochy! A=ABBY  M=MARS 


A:現在公開中の君と歩く世界

  ◆君と歩く世界 (公開中)
  
  マリオン・コティヤールという女優を
  見る目が変わった作品。
  キレイなだけじゃない。
  このヒト巧い役者さんだな~と。

  今回彼女が扮するのは
  シャチの人気調教師ステファニー。
  でもショーの事故で両足切断の重傷を負ってしまう。

  事故に遭う前に知り合っていた
  幼い子どもがいる男・アリとの関係が
  彼女に再び生きる喜びを与え、
  いつしか彼への信頼は愛へ。

  アリ役のマティアス・スーナールツが
  武骨で言葉少なく粗暴であるけれど
  とても魅力的。

  2人がどんどん惹かれあっていく過程がなんだかステキで
  見た後、心に希望の火が灯る、そんな逸品でした。
  今見るなら絶対コレ♪オススメです。
 
 
 
ゴ:公開予定作品では、邦画でいいのが目白押し!

  ◆『くちづけ (5/25公開)
  ◆中学生円山 (5/18公開)
  ◆探偵はBARにいる2 (5/11)
  ◆戦争と一人の女 (4/27公開)

  まずイチオシはくちづけ

  監督は『ケイゾク』『TRICK』『SPEC』シリーズでおなじみの堤さん。
  原作・脚本は昨年末解散した劇団「東京セレソンデラックス」の
  主催・作・演出の宅間さん。

  本作はその劇団作品の中でも“魂が震えるほど泣ける”と評判になった
  伝説の舞台公演の映画化で、映画版の脚本も宅間氏が担当。
  
  単に「ホロリと泣けるいい話だったね」…では終わらない
  答えの見えない深い社会問題にも切り込んでいる。
 
  本作は実際に起こった事件をモチーフにしており
  余命わずかな父親が、
  自分の死後一人残されることになる
  知的障害者の娘の将来を不憫に思い
  どうすることもできない絶望のなかで
  自ら手にかけてしまうという、切ないお話。

  娘役に貫地谷しほり、父親役に竹中直人、
  娘が思いを寄せる同じく知的障害のある男性役に宅間孝行。
   
  みーんなまっすぐ、みーんな素敵、みーんなチャーミング、
  舞台になっている施設「ひまわり荘」のみーんな大好き!
  温かくてコミカルに流れる、そんな彼らの日常の日々。

  なのに、結局、ああいう選択しかなかった…。

  タイトルにもなっている“くちづけ”のシーン、
  あまりに切な過ぎて、見ていて窒息しそうになるくらい…。
 
  魂を救済するかのようなラストの演出がまた心憎く、
  堤さんて、こんな映画も撮るのか~と、
  いい意味で裏切られた作品。
   
  次に、腹かかえて笑ったのが、
  クドカン監督・脚本の中学生円山

  団地を舞台にしたアクション映画!?で、
  そこに住む中学生の妄想から生まれた
  団地ヒーローに草なぎ君、
  そして思春期ならではの妄想で頭がいっぱいの
  中学生「円山」役に平岡拓真君。
  
  とにかく平岡君の捨て身の演技の数々は
  こちらが彼のメンタルを心配してしまうほどのアッパレぶりだが、
  中でも円山VSヤクザの屋上バトルシーンで
  円山が繰り出す珍妙な“柔軟ワザ”は抱腹絶倒!

  もう、ここだけでも何度もリピートして見たい!

  おそらく日本映画史上に残る笑撃のバトルシーンでしょう(笑)
  
  次は、続編になって再登場、
  ますますノってる探偵はBARにいる2

  まあ、これは特に解説はないです(笑)。
  深いこと考えずに純粋に楽しめる総合エンタメ!
  万人におすすめっす。
   
  最後は、万人にはおすすめはしない!?戦争と一人の女

  去年事故で急逝された若松孝二監督の『キャタピラー』
  何らかの感銘を受けた人は、見るべき一作です。
    
  ちなみに『キャタピラー』は、ベルリン映画祭で
  寺島しのぶさんが最優秀女優賞を受賞した話題作。
  江戸川乱歩の短編「芋虫」をモチーフに、
  戦争で四肢を失った夫とその妻の姿から
  戦争がもたらした悲劇を描いた作品です。

  そして、その若松監督の“弟子”たちが作った作品が
  戦争と一人の女
  坂口安吾の同名短編小説を原作に、
  どうせ戦争で滅茶滅茶になるのだからと
  愛欲にふける作家(永瀬正敏)と飲み屋の女(江口のりこ)、
  戦場で犯した罪(レイプ)を日本でも繰り返す右腕をなくした帰還兵(村上淳)。
  そんな戦争に翻弄された3人の男女の姿から
  戦争の不条理を描いた作品です。
 
  中途半端なボカシ(いろんな意味で)などない「R18+」指定。

  戦闘シーンではなく、性(エロス)から
  戦争の被害者と加害者、
  その絶望と、たくましさを描く衝撃作。
   
  ただ、女性の肉体と男性の肉体表現の露出度(包み隠さない度)に
  “R指定”温度差(?)を感じたのは日本映画ならではの限界か?
 
  
 
M:邦画でもう一つ、『箱入り息子の恋』は、
  個人的に大注目の星野源主演の映画!

  ◆箱入り息子の恋 (6/8公開)

  彼は昨年クモ膜下出血で倒れ、今年3月に復帰したばかり。

  趣味は貯金とゲームで、
  恋をしたことのない役所勤めの冴えない35歳男が、
  盲目の美しい女性とお見合いし、
  次第にお互い恋に落ちていくさまを描く。

  吉野家での再会シーンは、
  可笑しくも涙が出そうになる名シーン。

  いやー、
  星野源、
  やはりタダモノじゃない。
  人気沸騰しすぎて、また倒れないようにと祈ります。

  
  
『2012年トレキャ!シネマ番付ベスト&ワースト』のレビューはこちら

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